
■氏神様が全焼した後も参拝して良い──宮司さんが教えてくださった大切な言葉
氏神様の社殿が火事で全焼してしまうという出来事は、地域の方にとっても、個人にとっても、とても胸が痛む出来事です。私自身、「これから氏神様への参拝はどうすればよいのだろう?」という疑問が湧き、氏神様を管轄する藤崎八旛宮の社務所へ伺いました。
そこで宮司さんがおっしゃった言葉が、とても印象的でした。
> 「社殿が全焼して無くなっても、神様の御霊はそこにいらっしゃいますから、参拝に行かれて良いですよ。」
この言葉を聞いた瞬間、心がふっと軽くなるような、不思議な安心感に包まれました。
●神様の御霊は「建物」ではなく「場所」に宿る
宮司さんの言葉の通り、神様は社殿という“建物”そのものに固定されているのではなく、
その土地・その場に流れる歴史、地域のつながり、人々の祈りと共に存在していると考えられています。
たとえ社殿が焼失しても、
氏神様とのつながり
その地に宿るエネルギー
地域を守る働き
は消えるわけではありません。
むしろ「想いを寄せて参拝に来てくださること」が、氏神様にとっても喜びになるのでしょう。
●参拝は続けて良い。むしろ、こういう時こそ大切
宮司さんは、
氏神様は変わらずそこにおられること
だからこそ、これまでと同じように参拝してよいこと
を優しく伝えてくださいました。
社殿がない状態でも、
入口で一礼する
かつて拝殿のあった場所に向かって祈る
感謝と鎮守の想いを届ける
──このような形で十分に祈りは届きます。
実際、神社の修繕・再建の期間は、参拝者の想いや祈りがとても大切な時期でもあります。
●不安が安心に変わった瞬間
「神様はいなくなってしまったのでは……?」
「参拝しても意味があるのだろうか?」
そんな不安を抱えていましたが、宮司さんの一言で心の中の霧が晴れたようでした。
火事という出来事の後でも、
神様とのつながりは途切れない。むしろ祈りを届けることに意味がある。
そのことを改めて実感しました。