小林正観さん【正しい人にならないほうがいいようです】
自分に気に入らない人を
裁いているとき、裁く人の心は、
不毛で、うるおいのない「砂漠」
のような状態になっています。
私たちがこの世で問われているの
は、他人の人生に干渉することで
はありません。
「自分がどう生きるか」です。
人を裁いて「許せない、許せない」
と狭い心で糾弾しているよりは
「そういうこともある」とニコニコ
生きているほうが「ラク」です。
「正義感」や「使命感」が強ければ強い
ほど、生きるのが苦しくなります。
なぜなら、自分以外の人を
「許せないから」です。
「人間はそもそも、たいしたものではない」
と認識している人は、
他人を糾弾しないし、
憎んだり恨んだりしません。
ですから「正しい人」に
ならないほうがいいようです。
「正義感」「使命感」を持って生きるよりも、
自分の「心の許容範囲」を拡げてしまう
ほうが、楽しく生きられるのではないでしょうか。